2016年7月7日カテゴリー:

平成28年度鳳凰祭

今年度の鳳凰祭は6月30日(木)と7月2日(土)に「WESTAR WARS~6色の覚醒~」をテーマに開催されました。
7月2日(土)の一般公開日には、多くの皆様にご来校いただきました。ありがとうございました。

 

西高の伝統と文化、そして誇りを引き継いで… 甲府西高等学校 校長 斉木 邦彦

「鳳凰祭」は今年度、65回目を迎えます。甲府高等女学校から新制高校の甲府第二高校へと移行した本校では、1952年から学園祭が行われていましたが、1971年の20回目となる節目の学園祭を「鳳凰祭」と命名することとし、これが「第20回鳳凰祭」となりました。

「鳳凰」は古来中国で瑞鳥として尊ばれた想像上の鳥であり、昭和初期に制定された甲府高等女学校の校章に、寿町に校舎があった時代の校庭の姫小松とともに、そのデザインが取り入れられています。

私事で恐縮ですが、1975年に甲府二高に入学した私は、第24回と第25回、そして1977年、甲府西高になってからの「第26回鳳凰祭」を経験しました。女子校から男女共学へと少しずつ変化していく3年間でしたが、3年生の時のテーマは「心の扉を開け!」、今と同じく西高生の気持ちを訴える内容ではあるものの、直接的で少々固い表現であるようにも思えます。

「西高の伝統と文化、そして誇りを引き継いで・‥」。これは、今年度の鳳凰祭の方針に見られる一節です。学園祭の名前や回数、テーマ設定などには長い歴史があり、そこに西高の伝統と文化があります。誇りとは、鳳凰祭が一年ごとに回数を重ねる中で、先輩から後輩へと、自然に、そして確実に受け継がれてきた校風のことだと思います。

私は、現在の西高生がとても熱心に鳳凰祭に取り組んでいることを誇りに思います。ウィットやユーモアに富んだ内容と、創意と工夫を凝らした発表を、毎年楽しみにしています。今年はどんな工夫で驚かせてくれるのでしょうか。

生徒会本部役員や鳳凰祭実行委員の尽力に感謝するとともに、保護者、地域の方々のご支援、ご協力に厚く御礼申し上げます。「第65回鳳凰祭」の成功と甲府西高のさらなる発展を願いながら、あいさつとさせていただきます。

 

生徒会長 齋藤 光希

日差しが更に強くなり、本格的な夏の到来を感じさせると共に、夏の暑さにも負けないほど熱くなることができる鳳凰祭を今年も迎えました。
今年は全ての学年が6クラスになり様々な変更点もありました。しかし、盛り上がりは今まで以上になるようにと『WESTAR WARS~6色の覚醒~』を今年のテーマにしました。生徒一人一人が自分の中に眠る力を鳳凰祭によって「覚醒」させ、爆発的な力を生み出す姿を是非ご覧ください。
最後に65回目を迎えるにあたり、必死に準備を重ねてくれた鳳凰祭執行部・各部門長と部門員、協力してくださった先生方やその他大勢の方々、本当に有難うございました。生徒の皆さん、感謝の気持ちを忘れずに全力で楽しみましょう!

 

鳳凰祭実行委員長 深澤 海結

太陽が照りつけ、本格的な夏がやってきました。そしていよいよ今年も、西高最大イベント、鳳凰祭が始まります!今、皆さんの胸の中には、様々な思いがあると思います。情熱、闘争心、決心、期待、勇気…。そして何より、楽しみたいという気持ち!それらの思い全てを最大限に発揮する場が、この鳳凰祭です。
今年から、全学年1クラス減り、ブロックが6色になりました。1ブロック減って、今年の鳳凰祭は盛り上がりに欠ける?そんなことは言わせません。テーマにもあるように、今年は6色の『覚醒』の年です。今までにない史上最高の盛り上がりを見せてみせます。主役は私たち。さあ、この2日間は、教科書を捨てサクシードを捨て!鳳凰祭を思いっきり楽しみましょう!!

 

6月30日(木) 1日目:コラニー文化ホール

鳳凰祭1日目はコラニー文化ホールを会場に開催されました。鳳凰祭の開幕を告げる開催式(オープニング)に続いて、ダンス部・演劇部が発表を行いました。その後、年次対抗が行われ、2年次生は迫力のダンスパフォーマンス、3年次生は随所にこだわりの演出を盛り込んだステージを披露しました。どのクラスも見どころ満載のパフォーマンスで観客を魅了しました。午後になり、ブロック合唱が行われ、素晴らしいハーモニーが響き渡りました。続いて音楽部・箏曲部・吹奏楽部がステージ発表を行い、吹奏楽部と応援団のリードによる校歌で1日目の幕を閉じました。西高生のエネルギーが会場に満ちあふれた一日でした。

 

7月2日(土) 2日目:甲府西高校にて(一般公開)

甲府西高校を会場に行われた2日目は、校舎壁面に展示された巨大モニュメント(壁画)が、およそ2000人のお客様をお迎えしました。今年度より牛乳パックのモニュメントが復活しました。吹奏楽部によるファンファーレで2日目が幕を開け、中庭や体育館、鳳凰館、校舎内といたるところで様々な催しが行われました。1年次のクラス研究は、教室という限られた空間を各クラスが設定したテーマに沿って、お客様に楽しんでいただけるように装飾やイベントが企画され、校舎内には呼び込みの生徒の声が響いていました。また、中庭で行われた大空杯は各部の発表やブロック長対抗、有志によるパフォーマンスが行われ大盛況でした。毎年行われていたロック部門はパフォーマンス部門へと変わり、バンド演奏以外のパフォーマンスをお楽しみいただきました。伝統を大事にしつつ、新しい風を吹き込んでいる鳳凰祭。今年度も多くの方にお出でいただき、大盛況の中幕を閉じました。

 

これが今年の巨大壁画!

 

過去の作品

これまで校舎を飾った数々のモニュメントです。
この巨大壁画は、西高の伝統といえます。

WESTER WARS~6色の覚醒~

西高生は、2日間にわたる「鳳凰祭」を、高校生による県下最大のイベントと自負しています。「鳳凰祭」が終わると、3年次生は自己の新たな進路実現に向け、本格的な取り組みを開始します。
そして、生徒会活動の中心は、2年次生・1年次生に引き継がれていきます。